建築士からの家づくりポイント100選

私は現役の住宅現場監督であり建築士です。日々、住宅建築の監督をしております。そこには生の工事現場、お客様とのやり取り、会社の販売方針等、本当の家づくりの情報というものがあります。現役だからこそ語れることもありますので、有益な情報発信をしていきたいと思います。

工事中の雨天について

工事期間中の雨のことについてお話ししたいと思います。

工事中にも雨が降ることはあります。

雨は現場監督を悩ませる一つの要因ではあります

お客様にとっても工事中の現場で雨が降っても大丈夫なのかとか不安な点はあるかと思います

 

たしかに雨には注意が必要です

特に気になるのはコンクリート工事です

生コンクリートを流しているときに急な雨が降ることもあります。降ったら降った時の対策をしなければなりません。それはなるべく濡れないようにすることです。ちょっとでも濡れたらダメといわけではありません。

 

雨に対しては、天気予報を前もってチェックしておくことです。

降る確率が高いときはコンクリート打設は延期するようにします。

工程に余裕を持った計画を立てなければなりません。

家づくりにおいては一般的な木造住宅は3か月から4か月くらいで完成します。

その間に雨天予備日を必ず工程に入れておかなければなりません。

 

上棟(棟上げ)の日に雨が降ってしまうこともあります。

そんなときでも落ち着いてブルーシートでなるべく木材を濡らさないように対策を施します。木材もなるべく濡れないように事前対策を講じておく必要があります。

 

建築中の雨対策としては、

①工程に余裕を持たせる

②天気予報を気にかけておく

③降雨時に即対応できるように準備しておく

④資材はなるべく濡れないよう対策する

⑤濡れたものは乾かす

これらの点に注意すれば雨による悪影響の対策としては常識的だといえます。

 

豆知識①:コンクリートはセメントと水と砕石を混ぜて構成されています。

セメントに水が混ざることにより化学反応が起こり凝結作用で硬化していくのです。

極端に水が流入し水とセメントの比率が大きく変わるようなことがあってはなりませんが、少々の雨では影響は小さいと考えられます。

 

豆知識②:建物を支える地盤改良工事でセミパイルと呼ばれる、現場で作る地中コンクリート摩擦杭においても生コンクリートを使用しますが、地中には地下水脈や、その土地特有の地層でどのように水が存在しているか想定しにくい部分があります。

その為、あらかじめ水脈や水があっても問題がないようにセメントの配合等を計算してありますので、地盤改良工事においても少々の雨は影響がないと考えられます。

 

家づくりにおいて雨を心配しすぎたり、過剰に影響を気にしすぎる必要はないと思います。常識的な対策は現場監督が行うものとして任せておかれると良いでしょう。